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10月旬食材紹介:米

米

早い所ではお盆前には稲刈りがされていました。稲刈りが年々早くなっているような気がするのは私だけでしょうか・・・。
今月は新米についてお話ししようと思います。
患者さんからよく質問を受けるのは「玄米って体にいいんだろ?」です。玄米は白米に比べビタミン、ミネラル、食物繊維の含有量が勝っています。特にビタミンB群、E、鉄、カルシウムなどを多く含むので、疲労回復、老化防止に効果的です。ただし、消化がよくないのが難点の一つでもあります。最近はギャバ(血圧の安定に有効な成分)が多く消化されやすい発芽玄米も人気です。もちろん白米も体にいい食材であることは間違いありません。白米に豊富に含まれる炭水化物は体内でブドウ糖を作ります。ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源です。脳を若々しく保つには必要不可欠な栄養素です。また、白米は亜鉛の供給源としてもおおいに役立ちます。含有量はそれほど多くはありませんが、コンスタントに食べる機会があるので、結果的に摂取量が多くなるわけです。亜鉛は細胞の新生に欠かせない酵素の原料となる栄養素。不足すると子供の場合は成長が遅れる場合がありますし、大人の場合は味覚障害や胃腸障害などが起こります。
ご飯はとくに朝食に食べるのがおすすめです。ご飯を食べると体温を上昇させてくれ、脳の働きを活性化してくれるからです。
朝食の欠食は前代未聞。朝からごはんを食べて健康的な一日を過ごしましょう。

2014年9月26日

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