栄養士のコーナー

管理栄養士のコーナー(旧)

2014年8月お料理教室ご報告

8月の料理教室は『夏野菜レシピ』
お話は『食中毒予防』でした。

食中毒は年間を通して起こりますが、冬季はノロウィルスなどのウィルス性の食中毒、夏季は細菌性の食中毒が多いという特徴があります。細菌性の食中毒患者数が増え始めるのは6月からで、6月は905人、7月は760人、8月は689人、9月は1574人と9月が最も多くなっています。
食中毒の症状としては、一般的に「腹痛」「下痢」「吐き気や嘔吐」「発熱」「血便」などです。特に子供は腸管出血性大腸菌やサルモネラ菌に感染すると重症化するので、注意が必要です。
食中毒を起こした場合、症状が軽ければ必ずしも医療機関を受診する必要はありません。安静にし、食事を控えめにして腸を休め、下痢や嘔吐がある場合には、水分をこまめにとりながら様子を見るようにしましょう。市販の下痢止めを服用するのは止めましょう。
しかし、意識障害や痙攣をおこしたり、尿が出ない場合は重症化して命に関わる恐れがあるので、救急車を呼ぶなどして、至急、医療機関を受診しましょう。尿が出なくなる症状は、嘔吐や下痢などによる高度の脱水や、腸管性大腸菌感染によって起こる溶血性尿毒症症候群に伴う腎障害などが考えられ、大変危険な状態です。特に小さい子供の場合は注意が必要です。

調理の様子
完成

米粉を使ったピザ生地はモチモチ、フワフワな食感でちょっぴり甘くて、大人にも子供にも大好評でした。発酵の終わった生地を麺棒で伸ばす作業もみなさんに好評で、自分で作ったピザは味も一塩だったのではないかと思います。野菜が苦手な子供さんも自分でトッピングしたピザの野菜はパクパク食べていました。
カレーココナッツミルクスープは食欲のなくなる夏場にはもってこいのスープでした。カレーの風味、ココナッツミルクの甘味で玉ねぎやピーマン、にんじんがたくさん食べられてしまうレシピでした。
雪見だいふくはやわらかいおもちを伸ばすのが難しかったのですが、形はどうあれ、自分で作る楽しさが大好評レシピでした。

次回の料理は 「一汁三菜レシピ」
9月13日(土)、9月17日(水)に開催予定です。
興味のある方は受付にお声をおかけください。

ピザ生地発酵の様子

2014年9月4日

2014年お料理教室のご報告一覧へ戻る

栄養士のコーナートップへ

上部に戻る