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7月旬食材紹介:ハモ

ハモ

今月は京都の祇園祭にちなんで、ハモを紹介したいと思います。
ハモは関西、九州で好まれている魚です。 アナゴやウナギの近縁で、容姿も栄養も似ていますが、歯の鋭さが違い、その歯で貧欲に食べることから「食(は)む」に由来し、名がついたとされています。こおりクリニックは土地柄、漁師さんが来院することもあるのですが、ハモに噛まれた漁師さんが来た時は大変痛そうでした。
ハモの栄養成分の特徴はレチノール(ビタミンA)が豊富なこと。切り身100gで成人が一日に必要なレチノールがカバーできます。レチノールは皮膚や粘膜を正常に保たせるほか、免疫機能の維持にも役立ちます。 薄暗い所でものが見えるのに時間がかかる、風邪をひきやすい、肌がかさつくなどの症状がある人におすすめです。 皮にはコンドロイチン硫酸(骨、血管、角膜など結合組織に広く分布するムコ多糖体の一種)が多く含まれているので老化を防ぎます。
夏は海や川、山などのレジャーの季節で紫外線をあびることが多くなるので、お肌に良いハモを食べて夏の紫外線に負けない肌作りをしましょう。

2014年6月30日

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