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12月旬食材紹介:チーズ

チーズ

チーズフォンデュ、ピザ、リゾット、グラタン、もちチーズなど寒くなってくるとチーズを食べる機会が増えてくると思います。そこで、今月はチーズについてお話ししようと思います。
チーズは牛乳や山羊乳などのエッセンスを凝縮した食品。それだけに、極めて栄養価が高いことが特徴です。一般的なプロセスチーズ(6Pチーズなど)はたんぱく質、脂質、ビタミンAは牛乳の約7倍、カルシウムは約6倍、ビタミンB2も約2倍含まれています。しかも、発酵、熟成の過程を経ることで、たんぱく質や脂質が消化吸収されやすい形になっている点も見逃せません。 様々な栄養的作用があるチーズですが、例えば、豊富なたんぱく質は冷え症や虚弱体質、胃潰瘍、肝臓病などに有効です。なかでも、肝機能を強化するアミノ酸のメチオニンが豊富なので、肝臓の調子が良くない人にはおすすめです。酒の肴にすれば、アルコールの分解を助けて、悪酔い、二日酔いを防いでくれます。
これらに加えて、加熱加工をしていないナチュラルチーズは、乳酸菌や酵素が生きたまま含まれているので、常食すればヨーグルトと同様に腸内環境を整えてくれる作用もあります。
ただし、コレステロールや塩分は多くなっているので、食べ過ぎには注意が必要です。肥満やコレステロールが高めの人は、低脂肪で塩味のついていないプレーンタイプのカテージチーズなどを利用するとよいでしょう。

余談ですが菊の花が綺麗だったのでパシャリ。一言に菊といってもその種類の多さに驚かされます。私は丸い小花タイプの菊が好きです。
菊の花

2013年11月22日

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